【スポーツが子育てにどんな良い影響があるのかを考えるシリーズ、その4】
監督が練習のなかで子どもたちに リフティングでもストレッチでもその他のことでも
毎日少しずつでも上達できるようにと話してくれます。
その練習風景をみながらある言葉を思い出しました。
「自分がなれる最高の自分になる努力をする」
これはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)バスケットボールチームを10回の全米制覇に導いたジョン・ウッデンという名指導者の著書 ”育てる技術” の中で記されている言葉です。
その本には彼の父の言葉としてこう記されています。
「父が私に伝えようとしたのは、ひとつには、他人より抜きん出ようとすべきでは
ないということだった。その一方で『でもな、ジョン、最高の自分になる努力は
決してやめちゃいけない。それは自分でどうにかなることだからだ。他人より
抜きん出るかどうかは、自分で決められることじゃないだろう?』といつもつけ
加えていた。」
最高の自分になる努力をするということはどういうことなのでしょう?
最高の自分とは毎日更新され、毎日が過去最高自分新記録を打ち立てられる日にするということになります。
もし1週間前の自分と1対1の勝負したときは負けてはいけません。
1ヶ月前の自分だったら楽に勝てないといけない。昨日の自分との対戦であったとしてもぜったに負けない。そう思えるぐらい1日1日の練習を精一杯がんばることが大切なのだと教えられます。
比較すべきは他人ではなく、過去の自分自身なのです。
さらに本の中では
「自分がどうにもならないことに惑わされると、
自分がどうにかできることに悪影響を及ぼす」
と書いてあります。今の時代は、多すぎる情報に振り回されがちです。でも本当に大切なのはしっかりと自分と向き合い、余計な情報に惑わされず自分にできることをしっかり頑張れば良いのだと思います。
結果的にそれが成長へつながるのではないでしょうか?
これはスポーツに限った話ではないのですが、
なんの例もなく話してもなかなか子どもたちには伝わりにくいです。
そんなときスポーツを通してこの教えを学ぶと、子どもたちにとってもすごくわかりやすいのではないかと思います。
人は自分が成長したと思えることを一番楽しいと感じる生き物のようです。
「自分がなれる最高の自分になる努力をする」
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